産業廃棄物中間処理業

産業廃棄物について埋立、海洋投棄、焼却、破砕、脱水、中和等を行うことによって安全化、安定化、減量化する「産業廃棄物処分業」があります。

産業廃棄物処分業は、埋立、海洋投棄を行う「最終処分」と、焼却、破砕、脱水、中和等を行う「中間処理」に分けられます。

産業廃棄物は減容（容積、容量を減らすこと）、選別が必要となります。このように、産業廃棄物に対して物理的、あるいは化学的なエネルギーを加え、産業廃棄物の状態を変化させることを中間処理といいます。

中間処理をするには、中間処理施設が必要になります。

中間処理施設についての基準は積替え保管施設の基準に加えて、以下の基準となります。

中間処理施設に関する基準

１ 掲示板等 処理場の出入口の見やすい箇所に次に掲げる要件を備えた掲示板が設けられている こと。

(1) 縦及び横それぞれ６０センチメートル以上であること。

(2) 次に掲げる事項を表示したものであること。

ア 産業廃棄物の中間処理の場所である旨

イ 処理する産業廃棄物の種類

ウ 中間処理施設の管理者の氏名若しくは名称及び連絡先

エ 中間処理施設の能力 7 ２ 施設の構造要件

（1） 産業廃棄物の種類に応じ、当該産業廃棄物の処分に適する処理施設を有すること。 （2） 自重、積載荷重その他の荷重、地震力及び温度応力に対して構造耐力上安全であ ること。

（3） 産業廃棄物、産業廃棄物の処理に伴い生ずる排ガス及び排水の排出、施設におい て使用する薬剤等による腐食を防止するために必要な措置が講じられていること。

（4） 産業廃棄物の飛散及び流出並びに悪臭の発散を防止するために必要な構造を備え るものであること又は必要な設備が設けられていること。

（5） 著しい騒音及び振動を発生し、周囲の生活環境を損なわないものであること。

（6） 煙突等から排ガスを排出する場合には、生活環境保全上の支障が生じないように するために必要な排ガス処理設備が設けられていること。

（7） 施設から排水を放流する場合は、その水質を生活環境保全上の支障が生じないも のとするために必要な排水処理設備が設けられていること。

（8） 排水処理設備が処理場以外の場所に設けられている場合には、処理する排水を確 実に当該排水処理設備に輸送するために必要な貯留設備等が設けられていること。

（9） 産業廃棄物の受入設備及び処理された産業廃棄物の貯留設備は、施設の処理能力 に応じ、十分な容量を有するものであること。

（10） 施設が設置される床又は地盤面が、不透水性の材料で築造され、又は被覆されて いること。なお、施設の排水が地下に浸透しないような構造であること。

施設要件以外にもクリアしなくてはいけないことがたくさんあります。

詳しくは、お問い合わせください。